小・中・高校生対象|1:1〜1:2までの個別指導塾

暗い場所にずっといると目が慣れてくる

こんにちは。

小田原市鴨宮(鴨宮中学校・国府津中学校エリア)の個別指導塾、個別指導ERです。

ずっと暗い部屋にいると徐々に目が慣れてきて、部屋の中の物がはっきり見えるようになってきますよね。

これ、実は中学理科で学習する「暗順応」というものなんですね。

実際、眼の中で何が起こっているか解説します。

1. 【スピード対応】虹彩が縮み、瞳孔が広がる

暗い場所に入ると、眼は「もっと光を取り入れなさい!」と瞬時に判断します。

  • 虹彩(こうさい):レンズ(水晶体)のまわりにある、光の量を調節するカーテンのような部分です。
  • 瞳孔(どうこう):虹彩に囲まれた中央の黒目(穴)の部分です。

暗い部屋では、虹彩が縮むことで瞳孔を大きく広げ、カメラの絞りを開くように、できるだけ多くの光を眼の奥へ通そうとします。これは数秒から数分の間で素早く行われます。

2. 【じっくり本命】網膜の「細胞」がバトンタッチする

瞳孔が広がるだけでは、本当に暗い部屋の中までははっきり見えません。ここで活躍するのが、眼の奥の網膜(もうまく)にある2種類の視細胞(光を感じる細胞)のバトンタッチです。

細胞の種類働く明るさ主な特徴
錐体細胞(すいたいさいぼう)明るい場所色を鮮やかに見分ける、視力が高い
桿体細胞(かんたいさいぼう)暗い場所わずかな光を感知する(色は見分けにくい)

明るい部屋にいるときは「錐体細胞」がメインで働いていますが、暗い部屋に入るとこの細胞は働けなくなります。代わりに、わずかな光に超高感度で反応できる「桿体細胞」がゆっくりと時間をかけて目覚めていきます。

桿体細胞の目覚めには「30分」かかる

桿体細胞が完全に働くためには、ロドプシンという光を感知する物質が細胞の中に満たされる必要があります。この物質は明るい場所では分解されていますが、暗い場所になると時間をかけて再合成されていきます。

この化学変化が完全に完了するまでに約10分〜30分かかります。これが、「暗い部屋にずっといると、徐々に目が慣れて物がはっきり見えてくる」という時間差の正体です。ちなみに、暗い部屋だと物の形はわかっても、色がよくわからないのは、この桿体細胞が色を識別できないためです。

中学理科ではここまで深く学習はしないけど、「暗順応」という言葉を中学生のみんなは覚えておこう!


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